注目馬主
2025/07/21
証券会社のトップとして厚い信頼を寄せられていることでしょう
土井肇氏
本業: 大万証券株式会社 取締役会長
今週の主な登録馬:
ヤマニンウルス(東海S)
ヤマニンアドホック(新潟日報賞・豊栄特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
土井肇オーナーの本業は、愛知県名古屋市の中区に本社を構え、県内に本店を含めて3店舗を展開している、「大万証券株式会社」の取締役会長です。
1948年に、資本金100万円で創業された同社は、それから現在までに、
1964年→資本金を5000万円に増額
1983年→愛知県岡崎市に岡崎営業所(現岡崎支店)を新設し、資本金を1億円に増額
1989年→資本金を1億5000万円に増額
1999年→愛知県犬山市に犬山支店を新設
2002年→資本金を3億円に増額
2020年→土井不動産株式会社との合併により、資本金を3億7537万円に増額
といった形で長期間に渡り事業を行っておりますので、同社の取締役会長を務めている土井オーナーは、地域の方や市場関係者から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
馬主としての土井オーナーは、既にキャリアが50年以上に及んでいる大ベテランでして、これまでに、個人の名義で、
1993年の天皇賞・秋などを制したヤマニンゼファー
2003年の阪神ジュベナイルFなどを制したヤマニンシュクル
2019年のJBCレディスクラシックなどを制したヤマニンアンプリメ
というGI馬の3頭を筆頭に、600頭以上を所有しており、2001年頃まで使用していた「土井商事」の法人名義でも、1994年の阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を制したヤマニンパラダイスを筆頭に、100頭近くを所有しておりました。
1994年のオーナーは、ヤマニンフォックスで中日新聞杯を制するなど、過去最高となる「24勝・獲得賞金4億3045万円」という成績を残しており、2008年には、ヤマニンメルベイユで中山牝馬SとクイーンSを制するなど、15勝を上げ、1994年に次ぐ「4億0155万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、2021年までの5年間も、
2017年→13勝・獲得賞金1億6608万円
2018年→9勝・獲得賞金2億0389万円
2019年→9勝・獲得賞金1億7033万円
2020年→7勝・獲得賞金1億2886万円
2021年→9勝・獲得賞金1億4013万円
という物足りない数字に留まっておりましたが、2022年からの3年間は、
2022年→16勝・獲得賞金2億4482万円
2023年→12勝・獲得賞金2億8285万円
2024年→14勝・獲得賞金3億5130万円
という、2021年までを大きく上回る成績を残し、巻き返しに成功しておりました。
そして、今年も好調が続いており、ヤマニンアルリフラで北九州記念を制するなど、先週までに10勝を上げ、獲得賞金が「2億7276万円」と、既に昨年の8割近い数字となっておりますので、当然、現在の土井オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東海Sにヤマニンウルス、1着賞金が1840万円(同1472万円)の新潟日報賞にヤマニンアドホック(豊栄特別にも登録)を登録しておりますので、土井オーナーが、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。
本業: 大万証券株式会社 取締役会長
今週の主な登録馬:
ヤマニンウルス(東海S)
ヤマニンアドホック(新潟日報賞・豊栄特別)
担当者:馬主情報部 馬主S
土井肇オーナーの本業は、愛知県名古屋市の中区に本社を構え、県内に本店を含めて3店舗を展開している、「大万証券株式会社」の取締役会長です。
1948年に、資本金100万円で創業された同社は、それから現在までに、
1964年→資本金を5000万円に増額
1983年→愛知県岡崎市に岡崎営業所(現岡崎支店)を新設し、資本金を1億円に増額
1989年→資本金を1億5000万円に増額
1999年→愛知県犬山市に犬山支店を新設
2002年→資本金を3億円に増額
2020年→土井不動産株式会社との合併により、資本金を3億7537万円に増額
といった形で長期間に渡り事業を行っておりますので、同社の取締役会長を務めている土井オーナーは、地域の方や市場関係者から厚い信頼を寄せられていることでしょう。
馬主としての土井オーナーは、既にキャリアが50年以上に及んでいる大ベテランでして、これまでに、個人の名義で、
1993年の天皇賞・秋などを制したヤマニンゼファー
2003年の阪神ジュベナイルFなどを制したヤマニンシュクル
2019年のJBCレディスクラシックなどを制したヤマニンアンプリメ
というGI馬の3頭を筆頭に、600頭以上を所有しており、2001年頃まで使用していた「土井商事」の法人名義でも、1994年の阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を制したヤマニンパラダイスを筆頭に、100頭近くを所有しておりました。
1994年のオーナーは、ヤマニンフォックスで中日新聞杯を制するなど、過去最高となる「24勝・獲得賞金4億3045万円」という成績を残しており、2008年には、ヤマニンメルベイユで中山牝馬SとクイーンSを制するなど、15勝を上げ、1994年に次ぐ「4億0155万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は成績が伸び悩んでおり、2021年までの5年間も、
2017年→13勝・獲得賞金1億6608万円
2018年→9勝・獲得賞金2億0389万円
2019年→9勝・獲得賞金1億7033万円
2020年→7勝・獲得賞金1億2886万円
2021年→9勝・獲得賞金1億4013万円
という物足りない数字に留まっておりましたが、2022年からの3年間は、
2022年→16勝・獲得賞金2億4482万円
2023年→12勝・獲得賞金2億8285万円
2024年→14勝・獲得賞金3億5130万円
という、2021年までを大きく上回る成績を残し、巻き返しに成功しておりました。
そして、今年も好調が続いており、ヤマニンアルリフラで北九州記念を制するなど、先週までに10勝を上げ、獲得賞金が「2億7276万円」と、既に昨年の8割近い数字となっておりますので、当然、現在の土井オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東海Sにヤマニンウルス、1着賞金が1840万円(同1472万円)の新潟日報賞にヤマニンアドホック(豊栄特別にも登録)を登録しておりますので、土井オーナーが、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示している可能性が高いと私は見ております。
2025/07/21
「Amebaブログ」などのサービスを運営しております
藤田晋(すすむ)氏
本業: 株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
シンフォーエバー(関屋記念)
ボンドガール(関屋記念)
エゾダイモン(札幌日経賞)
シンビリーブ(麒麟山特別)
ヤングスカーレット(木曾川特別)
シンドリームシン(御在所特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
藤田晋(すすむ)オーナーの本業は、「JR渋谷駅」から徒歩5分ほどの場所に、「AbemaTowers」という名称の本社ビルを構え、インターネットに関わる様々な事業を手掛けている、「株式会社サイバーエージェント」の代表取締役社長です。
青山学院大学の経営学部を卒業後、人材派遣会社の「株式会社インテリジェンス」(現在の「パーソルキャリア株式会社」)に就職した藤田オーナーは、24歳だった1998年、「インテリジェンス」のオフィスを間借りする形で「サイバーエージェント」を設立しております。
創業当初の同社は、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が代表を務める「株式会社オン・ザ・エッヂ」(後の株式会社ライブドア)との協業で、インターネット上のバナー広告、「サイバークリック」を展開しておりました。
現在も広告事業を主力としている「株式会社サイバーエージェント」は、インターネット広告に於ける国内シェアが4割以上という、圧倒的な地位を築いており、グループ全体で「8029億円」を記録した「2024年9月期」の売上高の内、広告事業が「4363億円」と、半分近くを占めております。
「インターネット広告事業」の他、同社の主要事業となっているのは、「2024年9月期」の売上高が「1959億円」を記録した「ゲーム事業」と、「1708億円」を記録した「メディア事業」です。
「ゲーム事業」では、関連会社の一つである「株式会社Cygames(サイゲームス)」が運営する「ウマ娘・プリティーダービー」を筆頭に、「アイドルマスター・シンデレラガールズ」や「グランブルーファンタジー」といった大ヒット作品を次々に提供しており、「メディア事業」も、「テレビ朝日」と共同で設立した「株式会社AbemaTV」が運営する、インターネットテレビサービスの「ABEMA」や、国内最大手のブログサービスである「Amebaブログ」といった、誰もが目にしたことがあるサービスを運営しておりますので、多くの方にとって、広告事業よりも馴染みがあることでしょう。
「ウマ娘」が大ヒットした2021年、馬主資格を取得した藤田オーナーですが、先述した通り、「ウマ娘」は関連会社が開発したゲームであり、オーナー自身が深く関わっていた訳ではないため、直接のきっかけとなった訳ではなく、「サイバーエージェント」を創業した際に支援してくれた、当時、「インテリジェンス」で社長を務めており、現在は「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の代表取締役社長を務めている宇野康秀氏から、以前、「馬とフェラーリだけは買うな」と言われていたものの、最近は「自由にしていい」と言われるようになった上、2020年の暮れに、雑誌で武豊騎手と対談した際に勧められたことがきっかけで、「馬主になろう」と決めたそうです。
馬主資格の申請中だった2021年の3月に、武豊騎手と食事をする機会があり、その際に同席していた森秀行調教師から、「2歳馬を買えばすぐにデビューできる」と聞き、実際、同年の3月16日(火)~17日(水)にフロリダで行われた「OBSマーチ2歳トレーニングセール」では、現地に出張していた森調教師と協議した上で、4頭を175万5000ドル(約1億9141万円)で落札しております(落札名義は森調教師)。
更に2021年は、国内の競走馬セールに於いて、
■5月21日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5億1711万円(税込)で落札
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」
18頭を25億9820万円(税込)で落札
と、計19頭を31億1531万円(税込)で落札し、大きな話題となっておりました。
同年の7月にJRAの馬主資格を取得した藤田オーナーは、年末までに7勝を上げ、「8131万円」の賞金を獲得しており、「馬主キャリア2年目」となった2022年は、ジャングロでニュージーランドTを制し、早くも「初の重賞勝ち」を飾るなど、「11勝・獲得賞金2億1629万円」という、前年を大きく上回る成績を残しております。
その上、一昨年は、シンエンペラーで京都2歳Sを制するなど、25勝を上げ、獲得賞金は「5億0184万円」と、2022年を大きく上回っておりました。
そして昨年は、海外で、フォーエバーヤングでサウジダービー(G3)とUAEダービー(G2)を制し、この2レースで148万ドル(約2億2200万円)の賞金を獲得していた上、地方では、同馬でジャパンダートクラシック(JpnI)と東京大賞典を制し、この2レースで「1億7000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、エリキングで京都2歳Sを制するなど、27勝を上げ、尚且つ、シンエンペラーがダービーで3着、ジャパンCで2着(同着)に入ったことなどから、獲得賞金が「8億4263万円」と、一昨年を大きく上回っております。
だだ、今年は、海外で、シンエンペラーでネオムターフC(G2)、フォーエバーヤングでサウジC(G1)を制し、この2レースで1120万ドル(約17億5000万)の賞金を獲得しておりますが、JRAでは、先週までに9勝しか上げられていないことや、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「2億6851万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっておりますので、現在の藤田オーナーは、「JRAでも多くの賞金を稼ぎたい」という思惑を抱いていることでしょう。
また、藤田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月14日(月)と15日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、13頭の落札に総額24億2000万円(税込)を投じております。
当然、現在の藤田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の関屋記念にシンフォーエバーとボンドガール、1着賞金が2800万円(同2240万円)の札幌日経賞にエゾダイモンなど、5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が藤田オーナーであれば、それぞれの厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: 株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
シンフォーエバー(関屋記念)
ボンドガール(関屋記念)
エゾダイモン(札幌日経賞)
シンビリーブ(麒麟山特別)
ヤングスカーレット(木曾川特別)
シンドリームシン(御在所特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
藤田晋(すすむ)オーナーの本業は、「JR渋谷駅」から徒歩5分ほどの場所に、「AbemaTowers」という名称の本社ビルを構え、インターネットに関わる様々な事業を手掛けている、「株式会社サイバーエージェント」の代表取締役社長です。
青山学院大学の経営学部を卒業後、人材派遣会社の「株式会社インテリジェンス」(現在の「パーソルキャリア株式会社」)に就職した藤田オーナーは、24歳だった1998年、「インテリジェンス」のオフィスを間借りする形で「サイバーエージェント」を設立しております。
創業当初の同社は、「ホリエモン」こと堀江貴文氏が代表を務める「株式会社オン・ザ・エッヂ」(後の株式会社ライブドア)との協業で、インターネット上のバナー広告、「サイバークリック」を展開しておりました。
現在も広告事業を主力としている「株式会社サイバーエージェント」は、インターネット広告に於ける国内シェアが4割以上という、圧倒的な地位を築いており、グループ全体で「8029億円」を記録した「2024年9月期」の売上高の内、広告事業が「4363億円」と、半分近くを占めております。
「インターネット広告事業」の他、同社の主要事業となっているのは、「2024年9月期」の売上高が「1959億円」を記録した「ゲーム事業」と、「1708億円」を記録した「メディア事業」です。
「ゲーム事業」では、関連会社の一つである「株式会社Cygames(サイゲームス)」が運営する「ウマ娘・プリティーダービー」を筆頭に、「アイドルマスター・シンデレラガールズ」や「グランブルーファンタジー」といった大ヒット作品を次々に提供しており、「メディア事業」も、「テレビ朝日」と共同で設立した「株式会社AbemaTV」が運営する、インターネットテレビサービスの「ABEMA」や、国内最大手のブログサービスである「Amebaブログ」といった、誰もが目にしたことがあるサービスを運営しておりますので、多くの方にとって、広告事業よりも馴染みがあることでしょう。
「ウマ娘」が大ヒットした2021年、馬主資格を取得した藤田オーナーですが、先述した通り、「ウマ娘」は関連会社が開発したゲームであり、オーナー自身が深く関わっていた訳ではないため、直接のきっかけとなった訳ではなく、「サイバーエージェント」を創業した際に支援してくれた、当時、「インテリジェンス」で社長を務めており、現在は「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」の代表取締役社長を務めている宇野康秀氏から、以前、「馬とフェラーリだけは買うな」と言われていたものの、最近は「自由にしていい」と言われるようになった上、2020年の暮れに、雑誌で武豊騎手と対談した際に勧められたことがきっかけで、「馬主になろう」と決めたそうです。
馬主資格の申請中だった2021年の3月に、武豊騎手と食事をする機会があり、その際に同席していた森秀行調教師から、「2歳馬を買えばすぐにデビューできる」と聞き、実際、同年の3月16日(火)~17日(水)にフロリダで行われた「OBSマーチ2歳トレーニングセール」では、現地に出張していた森調教師と協議した上で、4頭を175万5000ドル(約1億9141万円)で落札しております(落札名義は森調教師)。
更に2021年は、国内の競走馬セールに於いて、
■5月21日(金)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5億1711万円(税込)で落札
■7月12日(月)~13日(火)の「セレクトセール」
18頭を25億9820万円(税込)で落札
と、計19頭を31億1531万円(税込)で落札し、大きな話題となっておりました。
同年の7月にJRAの馬主資格を取得した藤田オーナーは、年末までに7勝を上げ、「8131万円」の賞金を獲得しており、「馬主キャリア2年目」となった2022年は、ジャングロでニュージーランドTを制し、早くも「初の重賞勝ち」を飾るなど、「11勝・獲得賞金2億1629万円」という、前年を大きく上回る成績を残しております。
その上、一昨年は、シンエンペラーで京都2歳Sを制するなど、25勝を上げ、獲得賞金は「5億0184万円」と、2022年を大きく上回っておりました。
そして昨年は、海外で、フォーエバーヤングでサウジダービー(G3)とUAEダービー(G2)を制し、この2レースで148万ドル(約2億2200万円)の賞金を獲得していた上、地方では、同馬でジャパンダートクラシック(JpnI)と東京大賞典を制し、この2レースで「1億7000万円」の賞金を獲得しており、JRAでは、エリキングで京都2歳Sを制するなど、27勝を上げ、尚且つ、シンエンペラーがダービーで3着、ジャパンCで2着(同着)に入ったことなどから、獲得賞金が「8億4263万円」と、一昨年を大きく上回っております。
だだ、今年は、海外で、シンエンペラーでネオムターフC(G2)、フォーエバーヤングでサウジC(G1)を制し、この2レースで1120万ドル(約17億5000万)の賞金を獲得しておりますが、JRAでは、先週までに9勝しか上げられていないことや、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「2億6851万円」と、まだ昨年の3割ほどに留まっておりますので、現在の藤田オーナーは、「JRAでも多くの賞金を稼ぎたい」という思惑を抱いていることでしょう。
また、藤田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月14日(月)と15日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、13頭の落札に総額24億2000万円(税込)を投じております。
当然、現在の藤田オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」という思惑も抱いている筈です。
こういった中、今週は、1着賞金が4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の関屋記念にシンフォーエバーとボンドガール、1着賞金が2800万円(同2240万円)の札幌日経賞にエゾダイモンなど、5頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が藤田オーナーであれば、それぞれの厩舎に対し、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
2025/07/21
「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう
松岡隆雄氏
本業: 株式会社松岡 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
※馬主名義はライフハウス
サンライズフレイム(東海S)
サンライズホーク(東海S)
担当者:馬主情報部 馬主J
松岡隆雄オーナーの本業は、山口県下関市に本社を構えている、「株式会社松岡」の代表取締役社長です。
1950年に創業された同社は、「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンとして、南北アメリカ各国、ヨーロッパ、アフリカ諸国、中国など、世界中の国々から水産冷凍品や水産加工品などを輸入しております。
また、「株式会社松岡」は、1999年に「サンライズファーム養殖場」(高知県幡多郡大月町)を開場し、養殖した「ブリ」と「クロマグロ」を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売しており、これが好評なことから、2021年の2月に「サンライズファーム株式会社」として分社化し、更なる事業拡大のため、一昨年の4月には、「すくも加工場」(高知県宿毛市新港)の稼働を開始しました。
そして同社は、現在、下関市の本社に加えて、東京、神奈川、大阪、福岡と、4つの支店を構え、山口、神奈川、千葉、大阪、福岡、宮崎の6府県に11ヶ所の物流センターを有しており、中でも、2019年から稼働している「福岡セントラルDC」は、冷凍冷蔵倉庫として国内最大級の規模を誇っております。
更に、中国、ミャンマー、チリと、海外にも拠点を構えており、2025年1月期の年間売上高は、「617億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、「株式会社松岡」のトップであるオーナーは、「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう。
なお、馬主としての松岡オーナーは、私が確認したところ、2003年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに400頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の産経大阪杯と毎日王冠などを制したサンライズペガサスや、2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスや、2008年と2009年の中山大障害を連覇したキングジョイなどが挙げられます。
2007年の松岡オーナーは、サンライズバッカスでフェブラリーSを制し、サンアディユでアイビスSDとセントウルSと京阪杯を制するなど、重賞6勝を含む31勝を上げ、過去最高となる「8億8262万円」の賞金を獲得しておりました。
そして、2022年までの3年間は、
2020年→16勝・獲得賞金3億4167万円
2021年→20勝・獲得賞金3億5392万円
2022年→21勝・獲得賞金4億2452万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いておりましたが、一昨年は、「29勝・5億8456万円」という成績を残し、勝利数と獲得賞金のどちらも2022年を上回り、巻き返しに成功しております。
また、昨年は、地方交流重賞のかきつばた記念をサンライズホークで、不来方賞をサンライズジパングで制し、この2レースで6800万円の賞金を獲得していた上、JRAでは、サンライズジパングでみやこSを制するなど、25勝を上げ、獲得賞金が「5億8882万円」と、一昨年を上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方交流重賞の名古屋グランプリをサンライズジパングで制し、4000万円の賞金を獲得しており、JRAでは、サンライズアースで阪神大賞典を制するなど、先週までに17勝を上げ、その他にも、サンライズジパングがプロキオンSとフェブラリーSで2着に入線したことなどから、獲得賞金が「4億7662万円」と、既に昨年の8割以上となっております。
(※注釈:2021年以降は、「株式会社松岡」の関連会社である「株式会社ライフハウス」の成績も含めて記載)
当然、現在の松岡オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、松岡オーナーは、自身の名義と「株式会社サンライズ」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
■5月20日(火)の「HBAトレーニングセール」
2頭を9350万円で落札
■5月26日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5390万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
8頭を5億9510万円で落札
と、11頭の落札に総額7億4250万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在の松岡オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東海Sにサンライズフレイムとサンライズホークを登録してきましたので、私が松岡オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
本業: 株式会社松岡 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
※馬主名義はライフハウス
サンライズフレイム(東海S)
サンライズホーク(東海S)
担当者:馬主情報部 馬主J
松岡隆雄オーナーの本業は、山口県下関市に本社を構えている、「株式会社松岡」の代表取締役社長です。
1950年に創業された同社は、「世界の国から日本の食卓へ」をスローガンとして、南北アメリカ各国、ヨーロッパ、アフリカ諸国、中国など、世界中の国々から水産冷凍品や水産加工品などを輸入しております。
また、「株式会社松岡」は、1999年に「サンライズファーム養殖場」(高知県幡多郡大月町)を開場し、養殖した「ブリ」と「クロマグロ」を「日の出ぶり」・「日の出まぐろ」というブランド名で販売しており、これが好評なことから、2021年の2月に「サンライズファーム株式会社」として分社化し、更なる事業拡大のため、一昨年の4月には、「すくも加工場」(高知県宿毛市新港)の稼働を開始しました。
そして同社は、現在、下関市の本社に加えて、東京、神奈川、大阪、福岡と、4つの支店を構え、山口、神奈川、千葉、大阪、福岡、宮崎の6府県に11ヶ所の物流センターを有しており、中でも、2019年から稼働している「福岡セントラルDC」は、冷凍冷蔵倉庫として国内最大級の規模を誇っております。
更に、中国、ミャンマー、チリと、海外にも拠点を構えており、2025年1月期の年間売上高は、「617億円」という素晴らしい数字を記録しておりますので、「株式会社松岡」のトップであるオーナーは、「水産業界を牽引する重要人物」と言えるでしょう。
なお、馬主としての松岡オーナーは、私が確認したところ、2003年にJRAで馬を走らせ始め、これまでに400頭以上を所有しており、過去の代表的な存在としては、2005年の産経大阪杯と毎日王冠などを制したサンライズペガサスや、2007年のフェブラリーSを制したサンライズバッカスや、2008年と2009年の中山大障害を連覇したキングジョイなどが挙げられます。
2007年の松岡オーナーは、サンライズバッカスでフェブラリーSを制し、サンアディユでアイビスSDとセントウルSと京阪杯を制するなど、重賞6勝を含む31勝を上げ、過去最高となる「8億8262万円」の賞金を獲得しておりました。
そして、2022年までの3年間は、
2020年→16勝・獲得賞金3億4167万円
2021年→20勝・獲得賞金3億5392万円
2022年→21勝・獲得賞金4億2452万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いておりましたが、一昨年は、「29勝・5億8456万円」という成績を残し、勝利数と獲得賞金のどちらも2022年を上回り、巻き返しに成功しております。
また、昨年は、地方交流重賞のかきつばた記念をサンライズホークで、不来方賞をサンライズジパングで制し、この2レースで6800万円の賞金を獲得していた上、JRAでは、サンライズジパングでみやこSを制するなど、25勝を上げ、獲得賞金が「5億8882万円」と、一昨年を上回っておりました。
更に、今年も好調が続いており、地方交流重賞の名古屋グランプリをサンライズジパングで制し、4000万円の賞金を獲得しており、JRAでは、サンライズアースで阪神大賞典を制するなど、先週までに17勝を上げ、その他にも、サンライズジパングがプロキオンSとフェブラリーSで2着に入線したことなどから、獲得賞金が「4億7662万円」と、既に昨年の8割以上となっております。
(※注釈:2021年以降は、「株式会社松岡」の関連会社である「株式会社ライフハウス」の成績も含めて記載)
当然、現在の松岡オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、松岡オーナーは、自身の名義と「株式会社サンライズ」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、
■5月20日(火)の「HBAトレーニングセール」
2頭を9350万円で落札
■5月26日(月)の「千葉サラブレッドセール」
1頭を5390万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
8頭を5億9510万円で落札
と、11頭の落札に総額7億4250万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在の松岡オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金3800万円(馬主の取り分は8割の3040万円)の東海Sにサンライズフレイムとサンライズホークを登録してきましたので、私が松岡オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示する筈です。
2025/07/21
ラッキーライラックなどが代表的な存在です
サンデーレーシング
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レガーロデルシエロ(関屋記念)
エートラックス(東海S)
ライツフォル(東海S)
ミエスペランサ(関ケ原S)
アセレラシオン(桑園特別)
デンクマール(豊栄特別)
シャハザマーン(木曾川特別)
ラヴァブル(遠州灘特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」(所在地:東京都港区六本木5-18-15)の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」(所在地:北海道勇払郡安平町早来源武275)の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年の桜花賞と2020年の安田記念とマイルCSを制するなど、GIを6勝したグランアレグリア
2020年の宝塚記念と有馬記念を制するなど、GIを4勝したクロノジェネシス
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
そして、今年も好調が続いており、ミュージアムマイルで皐月賞、アスコリピチェーノでヴィクトリアマイル、クロワデュノールでダービーを制するなど、先週までに重賞の5勝を含む59勝を上げ、「21億5168万円」の賞金を獲得し、昨年までと同じく「馬主リーディング1位」となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の関屋記念
レガーロデルシエロ
1着賞金3800万円(同3040万円)の東海S
エートラックス
ライツフォル
1着賞金1840万円(同1472万円)の関ケ原S
ミエスペランサ
など、計8頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
レガーロデルシエロ(関屋記念)
エートラックス(東海S)
ライツフォル(東海S)
ミエスペランサ(関ケ原S)
アセレラシオン(桑園特別)
デンクマール(豊栄特別)
シャハザマーン(木曾川特別)
ラヴァブル(遠州灘特別)
担当者:馬主情報部 馬主T
2007年から「サンデーレーシング」(所在地:東京都港区六本木5-18-15)の代表取締役を務めている吉田俊介氏が、「ノーザンファーム」(所在地:北海道勇払郡安平町早来源武275)の代表を務めている吉田勝己オーナーの長男であり、募集馬の大半が「ノーザンファーム」の生産であるのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
吉田勝己オーナーが、「日本ダイナースクラブ」と提携して、1988年に創設した「サンデーレーシング」に於いて、過去の代表的な存在としては、
2009年の桜花賞とオークスを制し、2011年のジャパンCなども制したブエナビスタ
2011年の牡馬三冠を制し、2012年の宝塚記念、2013年の有馬記念なども制したオルフェーヴル
2012年の牝馬三冠を制し、この年と2013年のジャパンC、2014年のドバイシーマクラシックと有馬記念なども制したジェンティルドンナ
2015年の皐月賞とダービーを制したドゥラメンテ
2019年の桜花賞と2020年の安田記念とマイルCSを制するなど、GIを6勝したグランアレグリア
2020年の宝塚記念と有馬記念を制するなど、GIを4勝したクロノジェネシス
2019年と2021年のエリザベス女王杯を制するなど、GIを4勝したラッキーライラック
といった名前が挙げられます。
同クラブは、2005年に初めて「馬主リーディング1位」となっていた上、2010年から2013年までは、4年連続で「リーディング1位」となっておりました。
更に、その後も「サンデーレーシング」は順調に実績を積み重ねており、2017年からは、
2017年→獲得賞金29億7266万円(133勝・重賞15勝)
2018年→獲得賞金35億4845万円(152勝・重賞11勝)
2019年→獲得賞金36億0520万円(124勝・重賞10勝)
2020年→獲得賞金40億2196万円(115勝・重賞15勝)
2021年→獲得賞金38億5386万円(134勝・重賞15勝)
2022年→獲得賞金35億3084万円(121勝・重賞12勝)
2023年→獲得賞金40億3991万円(116勝・重賞16勝)
2024年→獲得賞金41億6967万円(121勝・重賞13勝)
という好成績を記録し、8年連続で「馬主リーディング1位」となっており、特に昨年は、チェルヴィニアでオークスと秋華賞を制するなど、GIを6勝し、キャリアハイの獲得賞金となっております。
そして、今年も好調が続いており、ミュージアムマイルで皐月賞、アスコリピチェーノでヴィクトリアマイル、クロワデュノールでダービーを制するなど、先週までに重賞の5勝を含む59勝を上げ、「21億5168万円」の賞金を獲得し、昨年までと同じく「馬主リーディング1位」となっておりますので、当然、現在は「サンデーレーシング」の関係者全員が、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、
1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の関屋記念
レガーロデルシエロ
1着賞金3800万円(同3040万円)の東海S
エートラックス
ライツフォル
1着賞金1840万円(同1472万円)の関ケ原S
ミエスペランサ
など、計8頭を特別レースに登録しておりますので、私が同クラブの関係者であれば、それぞれを預けている厩舎に対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。