注目馬主
2025/07/07
「埼玉県内最大級のゴルフ場」を経営しております
西山茂行氏
本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
ニシノレヴナント(七夕賞)
ニシノピウモッソ(彦星賞)
ニシノクードクール(織姫賞)
ニシノコマチムスメ(織姫賞)
担当者:馬主情報部 馬主T
西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)の長男でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営者となりました。
その後は、2008年に、ニシノフラワーなど、約40頭の繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営し、「西山牧場育成センター」では、年に数頭の生産を継続しております。
なお、西山オーナーは、内閣総理大臣を務めていた安倍晋三氏(故人)と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、以前、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めていた下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。
西山オーナーは、私が確認したところ、1986年からJRAで馬を走らせている大ベテランであり、現在は、「東京馬主協会」の副会長理事と、「東日本馬主協議会」の調査委員長を務めております。
また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに800頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、
2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミー
2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーン
2016年と2017年の京阪杯を制したネロ、
2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ
2018年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sと2022年と昨年の中山大障害を制したニシノデイジー
といった名前が挙げられるでしょう。
2005年の西山オーナーは、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
その後は成績が伸び悩み、2021年までの3年間も、
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6756万円
と、物足りない数字に留まってしまったものの、2022年は、先述した通り、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、「33勝・獲得賞金5億2046万円」という、2021年を大きく上回る好成績を残しており、一昨年は、セイウンハーデスで七夕賞を制するなど、30勝を上げ、獲得賞金は「5億8009万円」と、2022年を上回っております。
更に、昨年も好調が続いており、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、32勝を上げ、獲得賞金が「6億5014万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
ただ、今年は、先週までに17勝を上げているものの、京成杯を制したニシノエージェントと、エプソムCを制したセイウンハーデス以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「2億9070万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「3億7993万円」を下回っておりますので、現在の西山オーナーは、「昨年までの勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にニシノレヴナントなど、4頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
本業: 西山興業株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
ニシノレヴナント(七夕賞)
ニシノピウモッソ(彦星賞)
ニシノクードクール(織姫賞)
ニシノコマチムスメ(織姫賞)
担当者:馬主情報部 馬主T
西山茂行オーナーは、東京都港区赤坂に本社ビルを構えている、「西山興業株式会社」の代表取締役社長を務めております。
同社は、「埼玉県内最大級」となる45ホールを有する「大宮国際カントリークラブ」(埼玉県さいたま市西区)や、太平洋に面した27ホールのシーサイドコースでリゾート気分が味わえる「館山カントリークラブ」(千葉県館山市)や、「ニッソーカントリークラブ」(茨城県稲敷郡河内町)といったゴルフ場の経営が主な事業です。
また、「西山興業株式会社」は、ゴルフ場経営の他にも、「ホテルシロー」(千葉県船橋市)といった宿泊施設の運営や、赤坂や銀座などに6ヶ所ある貸しビル事業や、自社ビルの1階にある「中国料理たけくま」といった飲食店の経営なども手掛けており、これらはどれも好評のようですから、そのトップである西山オーナーは、周囲から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
そして西山オーナーは、1992年の桜花賞など重賞を6勝したニシノフラワーや、1998年の皐月賞や菊花賞など重賞を5勝したセイウンスカイを筆頭に、多くの活躍馬を生産していた「西山牧場」の創業者、西山正行氏(故人)の長男でして、2004年に正行氏が亡くなられた後は、茂行オーナーが「西山牧場」の経営者となりました。
その後は、2008年に、ニシノフラワーなど、約40頭の繁殖牝馬を他の牧場に預託し、尚且つ、生産の拠点であった「西山牧場の本場」(北海道勇払郡鵡川町)を「ダーレージャパンファーム」に売却するなど、規模を縮小しておりますが、「西山牧場育成センター」(北海道沙流郡日高町)と「西山牧場阿見分場」(茨城県稲敷郡阿見町)は、現在も西山オーナーが運営し、「西山牧場育成センター」では、年に数頭の生産を継続しております。
なお、西山オーナーは、内閣総理大臣を務めていた安倍晋三氏(故人)と同じ「成蹊大学」の卒業生であり、他の競馬関係者で言えば、以前、「下河辺牧場」(2017年の菊花賞を制したキセキなどを生産)の代表を務めていた下河辺俊行氏も同大学の卒業生です。
西山オーナーは、私が確認したところ、1986年からJRAで馬を走らせている大ベテランであり、現在は、「東京馬主協会」の副会長理事と、「東日本馬主協議会」の調査委員長を務めております。
また、西山オーナーは、正行氏から引き継いだ馬も含めると、これまでに800頭以上を所有しており、引き継いだ後の代表的な存在としては、
2006年の函館2歳Sを制したニシノチャーミー
2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーン
2016年と2017年の京阪杯を制したネロ、
2017年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ
2018年の札幌2歳Sと東京スポーツ杯2歳Sと2022年と昨年の中山大障害を制したニシノデイジー
といった名前が挙げられるでしょう。
2005年の西山オーナーは、重賞勝ちこそなかったものの、「42勝・獲得賞金7億9205万円」という過去最高の成績を残しておりました。
その後は成績が伸び悩み、2021年までの3年間も、
2019年→16勝・獲得賞金3億4271万円
2020年→26勝・獲得賞金4億7528万円
2021年→22勝・獲得賞金3億6756万円
と、物足りない数字に留まってしまったものの、2022年は、先述した通り、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、「33勝・獲得賞金5億2046万円」という、2021年を大きく上回る好成績を残しており、一昨年は、セイウンハーデスで七夕賞を制するなど、30勝を上げ、獲得賞金は「5億8009万円」と、2022年を上回っております。
更に、昨年も好調が続いており、ニシノデイジーで中山大障害を制するなど、32勝を上げ、獲得賞金が「6億5014万円」と、一昨年を大きく上回っておりました。
ただ、今年は、先週までに17勝を上げているものの、京成杯を制したニシノエージェントと、エプソムCを制したセイウンハーデス以外の馬があまり活躍できていないことなどから、獲得賞金が「2億9070万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「3億7993万円」を下回っておりますので、現在の西山オーナーは、「昨年までの勢いを取り戻したい」と考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にニシノレヴナントなど、4頭を賞金の高い特別レースに登録しておりますので、私が西山オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
2025/07/07
ワンアンドオンリーなどが代表的な存在です
前田幸治氏
本業: アイテック株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ティニア(安達太良S)
ファイツオン(HTB杯)
※ノースヒルズの所有馬
パラシュラーマ(阿蘇S)
ゲッティヴィラ(雲仙特別)
ニルアドミラリ(噴火湾特別)
ファミリーツリー(西部スポニチ賞)
ストラニエーロ(北斗特別)
ルールーリマ(織姫賞)
※前田晋二オーナーの所有馬
コンクシェル(巴賞)
レイピア(会津S)
オールザワールド(ソレイユジャンプS)
※前田幸貴オーナーの所有馬
ネビーイーム(ソレイユジャンプS)
ファビュラススター(彦星賞)
※前田幸大オーナーの所有馬
インザモーメント(天の川S)
担当者:馬主情報部 馬主N
前田幸治オーナーは、地下で大阪梅田駅と直結している、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の29階に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている、「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めております。
1981年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2024年3月期」の売上高は「230億円」という素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都港区虎ノ門の「東京本店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に26支店を構えており、約2500名の従業員を擁しておりますので、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言える筈です。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場、「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの馬場などを有している上、同牧場の関連施設として、100ヘクタールの広大な敷地で、主に1歳馬の中期育成を行う「ノースヒルズ清畠」(北海道沙流郡日高町)と、800mのウッドチップ坂路コースや800mの周回ダートコースを有し、デビュー前の2歳馬や現役の競走馬に本格的なトレーニングを行う「大山(だいせん)ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
2020年の牡馬三冠を制したコントレイルは、「ノースヒルズ」の生産馬であり、「ノースヒルズ清畠」の育成馬です。
「大山ヒルズ」のゼネラルマネージャーを務めている斎藤慎氏は、「広大な敷地を有するノースヒルズ清畠が完成してからは、丈夫な馬が多くなった」と話しておりました。
また、前田オーナーは、先述した通り、生産牧場の「ノースヒルズ」を有するオーナーブリーダーですが、イギリスでは「ジェネシス・グリーン・スタッド」、アメリカでは「レーンズエンドファーム」、アイルランドでは「キルティナン・カッスル・スタッド」など、海外の生産施設にも繁殖牝馬を預けております。
前田オーナーは、2017年、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設しており、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手(現在は調教師)、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
馬主としての前田オーナーは、私が確認したところ、1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、
2002年のスプリンターズSと2003年の高松宮記念を制したビリーヴ
2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、G1を4勝したトランセンド
2011年の宝塚記念を制したアーネストリー
2012年の天皇賞・春を制したビートブラック
2014年のダービーを制したワンアンドオンリー
2016年のJBCクラシックを制したアウォーディー
などが挙げられます。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとマイルCS南部杯とジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しており、2021年までの3年間は、
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
2020年→16勝・獲得賞金5億9260万円
2021年→19勝・獲得賞金3億6400万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2011年の半分以下に留まっておりましたが、2022年は、ジャンダルムでオーシャンSとスプリンターズSを制するなど、重賞4勝を含む22勝を上げ、獲得賞金は「7億1019万円」と、前年の倍近くとなっており、尚且つ、クリンチャーで地方交流重賞の名古屋大賞典を制するなど、巻き返しに成功しております。
しかし、一昨年は、2022年の半分となる11勝に留まってしまった上、重賞を勝てなかったこともあり、獲得賞金は「2億7769万円」と、前年の4割以下となっておりました(エミューがフラワーCを制した時はノースヒルズの名義)。
当然、昨年を迎えるにあたって前田オーナーは、「2022年の勢いを取り戻したい」と考えていた筈であり、実際、昨年は、ラムジェットで地方交流G1の東京ダービーを制し、海外では、リメイクでコリアスプリントを制し、この2レースで「約1億7700万円」の賞金を獲得していた上、JRAでは、ラムジェットでユニコーンSを制するなど、21勝を上げ、獲得賞金が「3億6428万円」と、一昨年を大きく上回っております。
そして、今年も好調が続いており、先週までに6勝を上げ、その他にも、サイードが小倉ジャンプSと東京ジャンプSで、リビアングラスが京都記念で、それぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億5043万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「1億8845万円」を大きく上回っておりますので、現在の前田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で「競走馬セール」に参加しており、昨年は、
■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を1210万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
4頭を2億9480万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
4頭を1億4080万円で落札
と、計9頭を4億4770万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。
当然、前田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週の前田オーナーは、「ノースヒルズ」の所有馬も含めて、1着賞金2300万円(馬主の取り分は8割の1840万円)の安達太良Sにティニア、1着賞金2200万円(同1760万円)の阿蘇Sにパラシュラーマなど、8頭を特別レースに登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれの厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、「完全に財布が同じ」と言える、弟の前田晋二オーナーと長男の前田幸貴オーナーと次男の前田幸大オーナーが、1着賞金2400万円(同1920万円)の巴賞にコンクシェルなど、6頭を特別レースに登録しておりますので、これらの6頭も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
本業: アイテック株式会社 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ティニア(安達太良S)
ファイツオン(HTB杯)
※ノースヒルズの所有馬
パラシュラーマ(阿蘇S)
ゲッティヴィラ(雲仙特別)
ニルアドミラリ(噴火湾特別)
ファミリーツリー(西部スポニチ賞)
ストラニエーロ(北斗特別)
ルールーリマ(織姫賞)
※前田晋二オーナーの所有馬
コンクシェル(巴賞)
レイピア(会津S)
オールザワールド(ソレイユジャンプS)
※前田幸貴オーナーの所有馬
ネビーイーム(ソレイユジャンプS)
ファビュラススター(彦星賞)
※前田幸大オーナーの所有馬
インザモーメント(天の川S)
担当者:馬主情報部 馬主N
前田幸治オーナーは、地下で大阪梅田駅と直結している、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の29階に本社を構え、上下水道の管理や、高速道路の管理・管制、保守点検などを手掛けている、「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めております。
1981年に設立された同社は、上下水道設備の運転管理や、高速道路の巡回パトロールや管制室の運用・保守といった道路管理や、ゴミ焼却施設の運転維持管理といった、生活インフラに関わる専門技術業務を非常に多く官公庁から受託しており、私が確認したところ、「2024年3月期」の売上高は「230億円」という素晴らしい数字となっておりました。
そして現在は、本社の他にも、東京都港区虎ノ門の「東京本店」や、愛知県名古屋市西区の「名古屋支店」や、宮城県仙台市青葉区の「東北支店」など、全国各地に26支店を構えており、約2500名の従業員を擁しておりますので、同社のトップである前田オーナーは、「誰もが認める優秀な経営者」と言える筈です。
また、前田オーナーは、新冠にある生産牧場、「ノースヒルズ」の代表も務めており、同牧場は敷地面積が120ヘクタール(120万平方メートルで、東京ドーム25個分以上)もあり、800mの馬場などを有している上、同牧場の関連施設として、100ヘクタールの広大な敷地で、主に1歳馬の中期育成を行う「ノースヒルズ清畠」(北海道沙流郡日高町)と、800mのウッドチップ坂路コースや800mの周回ダートコースを有し、デビュー前の2歳馬や現役の競走馬に本格的なトレーニングを行う「大山(だいせん)ヒルズ」(鳥取県西伯郡伯耆町)も運営しております。
2020年の牡馬三冠を制したコントレイルは、「ノースヒルズ」の生産馬であり、「ノースヒルズ清畠」の育成馬です。
「大山ヒルズ」のゼネラルマネージャーを務めている斎藤慎氏は、「広大な敷地を有するノースヒルズ清畠が完成してからは、丈夫な馬が多くなった」と話しておりました。
また、前田オーナーは、先述した通り、生産牧場の「ノースヒルズ」を有するオーナーブリーダーですが、イギリスでは「ジェネシス・グリーン・スタッド」、アメリカでは「レーンズエンドファーム」、アイルランドでは「キルティナン・カッスル・スタッド」など、海外の生産施設にも繁殖牝馬を預けております。
前田オーナーは、2017年、「大山ヒルズ」の近郊に、「アイテック株式会社」の社員研修所であり保養所でもある「悠翠郷」(ゆうすいのさと)を開設しており、同年の5月15日(月)に催された完成披露会には、武豊騎手、福永祐一騎手(現在は調教師)、ミルコ・デムーロ騎手、クリストフ・ルメール騎手など、多くの競馬関係者も参加しておりました。
馬主としての前田オーナーは、私が確認したところ、1983年からJRAで馬を走らせており、代表的な存在としては、
2002年のスプリンターズSと2003年の高松宮記念を制したビリーヴ
2010年と2011年のジャパンCダートを連覇するなど、G1を4勝したトランセンド
2011年の宝塚記念を制したアーネストリー
2012年の天皇賞・春を制したビートブラック
2014年のダービーを制したワンアンドオンリー
2016年のJBCクラシックを制したアウォーディー
などが挙げられます。
前田オーナーが過去最高の成績を残したのは2011年であり、この年は、アーネストリーが宝塚記念とオールカマーを制し、トランセンドがフェブラリーSとマイルCS南部杯とジャパンCダートを制するなど、「42勝・獲得賞金13億3806万円」という数字を記録しており、2021年までの3年間は、
2019年→17勝・獲得賞金4億8128万円
2020年→16勝・獲得賞金5億9260万円
2021年→19勝・獲得賞金3億6400万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2011年の半分以下に留まっておりましたが、2022年は、ジャンダルムでオーシャンSとスプリンターズSを制するなど、重賞4勝を含む22勝を上げ、獲得賞金は「7億1019万円」と、前年の倍近くとなっており、尚且つ、クリンチャーで地方交流重賞の名古屋大賞典を制するなど、巻き返しに成功しております。
しかし、一昨年は、2022年の半分となる11勝に留まってしまった上、重賞を勝てなかったこともあり、獲得賞金は「2億7769万円」と、前年の4割以下となっておりました(エミューがフラワーCを制した時はノースヒルズの名義)。
当然、昨年を迎えるにあたって前田オーナーは、「2022年の勢いを取り戻したい」と考えていた筈であり、実際、昨年は、ラムジェットで地方交流G1の東京ダービーを制し、海外では、リメイクでコリアスプリントを制し、この2レースで「約1億7700万円」の賞金を獲得していた上、JRAでは、ラムジェットでユニコーンSを制するなど、21勝を上げ、獲得賞金が「3億6428万円」と、一昨年を大きく上回っております。
そして、今年も好調が続いており、先週までに6勝を上げ、その他にも、サイードが小倉ジャンプSと東京ジャンプSで、リビアングラスが京都記念で、それぞれ2着に入線したことなどから、獲得賞金が「2億5043万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「1億8845万円」を大きく上回っておりますので、現在の前田オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、前田オーナーは、「ノースヒルズ」の生産馬だけで十分な頭数を確保できる規模のオーナーブリーダーでありながら、毎年、自身の名義と「ノースヒルズ」の名義で「競走馬セール」に参加しており、昨年は、
■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」
1頭を1210万円で落札
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
4頭を2億9480万円で落札
■7月22日(月)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
4頭を1億4080万円で落札
と、計9頭を4億4770万円で落札しております(落札金額は全て税込表記)。
当然、前田オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週の前田オーナーは、「ノースヒルズ」の所有馬も含めて、1着賞金2300万円(馬主の取り分は8割の1840万円)の安達太良Sにティニア、1着賞金2200万円(同1760万円)の阿蘇Sにパラシュラーマなど、8頭を特別レースに登録しておりますので、私がオーナーであれば、それぞれの厩舎サイドに対して、渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、「完全に財布が同じ」と言える、弟の前田晋二オーナーと長男の前田幸貴オーナーと次男の前田幸大オーナーが、1着賞金2400万円(同1920万円)の巴賞にコンクシェルなど、6頭を特別レースに登録しておりますので、これらの6頭も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
2025/07/07
川崎重工が開発する防衛省向けの航空機に…
金子真人(まこと)氏
本業: 株式会社図研 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダンテスヴュー(七夕賞)
ジュノー(会津S)
ハッピーアズラリー(西部スポニチ賞)
担当者:馬主情報部 馬主M
金子真人(まこと)オーナーが、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。
そして現在の「株式会社図研」は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向けの航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されるなど、「順調そのもの」と言える状況であり、資本金が101億1706万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、
■国内
図研テック株式会社
図研エルミック株式会社
図研ネットウエイブ株式会社
株式会社図研プリサイト
図研アルファテック株式会社
図研モデリンクス株式会社
ビジネスエンジニアリング株式会社
■海外
ZUKEN GmbH(ドイツ)
Zuken USA Inc.(アメリカ)
Zuken Vitech Inc.(アメリカ)
Zuken Korea Inc.(韓国)
Zuken Singapore Pte.Ltd(シンガポール).
Zuken Taiwan Inc.(台湾)
Zuken India Private Limited(インド)
図研上海技術開発有限公司(中国)
など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1500名以上とのことです。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2025年3月期」の数字は、グループ全体で、
売上高:407億3600万円
経常利益:59億3600万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、
1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホーク
2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネ
2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハ
2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクト
2008年のジャパンCダートを筆頭にGI級レースを7勝したカネヒキリ
2010年の牝馬三冠を制したアパパネ
2021年の桜花賞などGIを3勝したソダシ
などを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。
更に、その後の8年間も、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円
2022年→47勝・獲得賞金16億3038万円
2023年→37勝・獲得賞金12億6601万円
と記せば分かる通り、「10億円超え」を継続しておりましたが、昨年は、重賞を3勝したものの、GIを勝てなかったことや、全体で26勝しか上げられなかったことなどが響き、獲得賞金は「8億0103万円」と、一昨年までを大きく下回ってしまいました。
それ故、今年を迎えるにあたり、金子オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、ヨーホーレイクで京都記念、ママコチャでオーシャンS、カムニャックでフローラSとオークスを制するなど、先週までに26勝を上げ、獲得賞金が「9億0726万円」と、既に昨年を上回っております。
当然、現在の金子オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月8日(月)~9日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、計6頭の落札に総額9億0200万円(税込)を投じております。
当然、金子オーナーは、今年の「セレクトセール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にダンテスヴューなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
本業: 株式会社図研 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ダンテスヴュー(七夕賞)
ジュノー(会津S)
ハッピーアズラリー(西部スポニチ賞)
担当者:馬主情報部 馬主M
金子真人(まこと)オーナーが、神奈川県横浜市の都筑区に本社を構えている東証プライム上場企業、「株式会社図研」の代表取締役会長を務めているのは、一般競馬ファンでもよくご存知のことでしょう。
同社は、1968年に早稲田大学の教育学部数学科を卒業している金子オーナーが、1976年に横浜市磯子区で設立した「株式会社図形処理技術研究所」が起源でして、1985年に現在の社名となり、その後も着実に業績を伸ばし続け、1990年に本社・中央研究所ビルを完成させ、1994年に東証1部への上場を果たしました。
そして現在の「株式会社図研」は、電気製品や医療機器などに必要な「プリント基板」の設計支援システムに於いて、世界トップクラスのシェアを誇っており、最近では、川崎重工が開発する防衛省向けの航空機に、「図研」の設計・管理システムが導入されるなど、「順調そのもの」と言える状況であり、資本金が101億1706万円、従業員数が400名以上となっており、グループ企業は、
■国内
図研テック株式会社
図研エルミック株式会社
図研ネットウエイブ株式会社
株式会社図研プリサイト
図研アルファテック株式会社
図研モデリンクス株式会社
ビジネスエンジニアリング株式会社
■海外
ZUKEN GmbH(ドイツ)
Zuken USA Inc.(アメリカ)
Zuken Vitech Inc.(アメリカ)
Zuken Korea Inc.(韓国)
Zuken Singapore Pte.Ltd(シンガポール).
Zuken Taiwan Inc.(台湾)
Zuken India Private Limited(インド)
図研上海技術開発有限公司(中国)
など、合計で20社以上を有しており、私が確認したところ、連結子会社を含めた従業員数は1500名以上とのことです。
同社が現在も成長し続けているのは、業績を見れば一目瞭然であり、「2025年3月期」の数字は、グループ全体で、
売上高:407億3600万円
経常利益:59億3600万円
となっておりましたので、一代で「株式会社図研」を大企業に成長させた金子オーナーのことは、誰もが「非常に優秀な経営者」と認めているのでしょう。
JRA馬主としての金子オーナーは、
1999年のスプリンターズSと2001年の安田記念を制したブラックホーク
2001年のNHKマイルCとジャパンCダートを制したクロフネ
2004年のNHKマイルCとダービーを制したキングカメハメハ
2005年の牡馬三冠などGIを7勝したディープインパクト
2008年のジャパンCダートを筆頭にGI級レースを7勝したカネヒキリ
2010年の牝馬三冠を制したアパパネ
2021年の桜花賞などGIを3勝したソダシ
などを所有し、素晴らしい実績を残しており、尚且つ、現在は「東京馬主協会」の「最高顧問」を務めております。
2015年の金子オーナーは、ラブリーデイで宝塚記念と天皇賞・秋などを制し、フルーキーでチャレンジCを制するなど、「60勝・獲得賞金19億8755万円」という過去最高の成績を残しておりました。
更に、その後の8年間も、
2016年→42勝・獲得賞金13億1663万円
2017年→50勝・獲得賞金10億7268万円
2018年→45勝・獲得賞金12億5552万円
2019年→41勝・獲得賞金15億1005万円
2020年→45勝・獲得賞金12億9322万円
2021年→44勝・獲得賞金14億8392万円
2022年→47勝・獲得賞金16億3038万円
2023年→37勝・獲得賞金12億6601万円
と記せば分かる通り、「10億円超え」を継続しておりましたが、昨年は、重賞を3勝したものの、GIを勝てなかったことや、全体で26勝しか上げられなかったことなどが響き、獲得賞金は「8億0103万円」と、一昨年までを大きく下回ってしまいました。
それ故、今年を迎えるにあたり、金子オーナーは巻き返しに燃えていた筈であり、実際、今年は、ヨーホーレイクで京都記念、ママコチャでオーシャンS、カムニャックでフローラSとオークスを制するなど、先週までに26勝を上げ、獲得賞金が「9億0726万円」と、既に昨年を上回っております。
当然、現在の金子オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、毎年欠かさず「セレクトセール」に参加している金子オーナーは、7月8日(月)~9日(火)に行われた昨年の同セールに於いても、計6頭の落札に総額9億0200万円(税込)を投じております。
当然、金子オーナーは、今年の「セレクトセール」にも参加する可能性が高く、現在は、「今後に向けて、潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えている筈です。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にダンテスヴューなど、特別レースに3頭を登録しておりますので、私が金子オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、どういった指示をするのか、敢えてご説明するまでもないことでしょう。
2025/07/07
昨年の競走馬セールに投じた金額は「8億2160万円」でした
国本哲秀氏
本業: 株式会社シナテック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ショウナンマグマ(七夕賞)
ショウナンハクラク(安達太良S)
ショウナンラスボス(会津S)
担当者:馬主情報部 馬主S
国本哲秀オーナーの本業は、「都営地下鉄大江戸線・勝どき駅」(東京都中央区)から徒歩4分ほどの場所にある複合施設、「晴海トリトンスクエア」に本社を構えている「株式会社シナテック」の代表取締役会長です。
1969年に設立された同社は、「バンダイナムコグループ」、「セガサミーグループ」、「スクウェア・エニックス」といった大手玩具メーカーの商品企画や製造や、「エイベックス・グループ」、「ポニーキャニオン」などの音楽CDやDVDのジャケット印刷などを手掛けております。
更に最近は、デンマークの有名企業・「LEGO社」と提携し、「レゴブロック」の認定販売店である「レゴストア」の運営も手掛けており、ここ数年で順調に店舗数を増やし、現在、「レゴストア」は、「ダイバーシティ東京プラザ店」、「軽井沢プリンス店」、「名古屋みなとアクルス店」、「沖縄パルコシティ店」などの計22店舗を展開しており、私が確認したところ、現在は200名以上の従業員を雇用しておりますので、「株式会社シナテック」の代表取締役会長を務めている国本オーナーは、「業界を牽引している重要人物」と言えるでしょう。
JRA馬主としての国本哲秀オーナーは、キャリアが30年を超えている大ベテランで、これまでに400頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
2002年の高松宮記念を制したショウナンカンプ
2004年の阪神ジュベナイルFを制したショウナンパントル
2014年の秋華賞と2015年のジャパンCを制したショウナンパンドラ
などが挙げられます。
2015年の国本オーナーは、ショウナンパンドラがオールカマーとジャパンCを制するなど、20勝を上げ、「7億3315万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
それから一昨年までの8年間は、
2016年→14勝・獲得賞金3億2181万円
2017年→11勝・獲得賞金2億7221万円
2018年→12勝・獲得賞金2億7851万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5088万円
2020年→16勝・獲得賞金3億5426万円
2021年→13勝・獲得賞金3億5164万円
2022年→19勝・獲得賞金3億4775万円
2023年→21勝・獲得賞金4億0836万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2015年を大きく下回っておりましたが、昨年は、20勝を上げ、その他にも、ショウナンラプンタが青葉賞で2着、菊花賞で4着に好走したことなどから、獲得賞金が「4億9434万円」と、前年までを上回り、巻き返しに成功しております。
そして、今年も好調が続いており、ショウナンザナドゥでフィリーズレビューを制するなど、先週までに7勝を上げ、その他にも、ショウナンラプンタが天皇賞・春で3着、宝塚記念で4着に好走したことなどから、獲得賞金が「3億4458万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「1億9794万円」を大きく上回っておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、国本オーナーは、自身の名義と、「有限会社湘南」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が非常に多く、昨年は、
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
4頭を6億0280万円で落札
■7月22日(火)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を9680万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
1頭を1210万円で落札
■10月22日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を1億1000万円で落札
と、8頭の落札に総額8億2160万円を投じておりました(落札価格は全て税込表記)。
当然、国本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にショウナンマグマ、1着賞金が2300万円(同1840万円)の安達太良Sにショウナンハクラクなど、3頭を特別レースに登録しておりますので、国本オーナーは、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出している筈です。
本業: 株式会社シナテック 代表取締役会長
今週の主な登録馬:
ショウナンマグマ(七夕賞)
ショウナンハクラク(安達太良S)
ショウナンラスボス(会津S)
担当者:馬主情報部 馬主S
国本哲秀オーナーの本業は、「都営地下鉄大江戸線・勝どき駅」(東京都中央区)から徒歩4分ほどの場所にある複合施設、「晴海トリトンスクエア」に本社を構えている「株式会社シナテック」の代表取締役会長です。
1969年に設立された同社は、「バンダイナムコグループ」、「セガサミーグループ」、「スクウェア・エニックス」といった大手玩具メーカーの商品企画や製造や、「エイベックス・グループ」、「ポニーキャニオン」などの音楽CDやDVDのジャケット印刷などを手掛けております。
更に最近は、デンマークの有名企業・「LEGO社」と提携し、「レゴブロック」の認定販売店である「レゴストア」の運営も手掛けており、ここ数年で順調に店舗数を増やし、現在、「レゴストア」は、「ダイバーシティ東京プラザ店」、「軽井沢プリンス店」、「名古屋みなとアクルス店」、「沖縄パルコシティ店」などの計22店舗を展開しており、私が確認したところ、現在は200名以上の従業員を雇用しておりますので、「株式会社シナテック」の代表取締役会長を務めている国本オーナーは、「業界を牽引している重要人物」と言えるでしょう。
JRA馬主としての国本哲秀オーナーは、キャリアが30年を超えている大ベテランで、これまでに400頭近くを所有しており、過去の代表的な存在としては、
2002年の高松宮記念を制したショウナンカンプ
2004年の阪神ジュベナイルFを制したショウナンパントル
2014年の秋華賞と2015年のジャパンCを制したショウナンパンドラ
などが挙げられます。
2015年の国本オーナーは、ショウナンパンドラがオールカマーとジャパンCを制するなど、20勝を上げ、「7億3315万円」という過去最高の賞金を獲得しておりました。
それから一昨年までの8年間は、
2016年→14勝・獲得賞金3億2181万円
2017年→11勝・獲得賞金2億7221万円
2018年→12勝・獲得賞金2億7851万円
2019年→18勝・獲得賞金3億5088万円
2020年→16勝・獲得賞金3億5426万円
2021年→13勝・獲得賞金3億5164万円
2022年→19勝・獲得賞金3億4775万円
2023年→21勝・獲得賞金4億0836万円
と記せば分かる通り、獲得賞金が2015年を大きく下回っておりましたが、昨年は、20勝を上げ、その他にも、ショウナンラプンタが青葉賞で2着、菊花賞で4着に好走したことなどから、獲得賞金が「4億9434万円」と、前年までを上回り、巻き返しに成功しております。
そして、今年も好調が続いており、ショウナンザナドゥでフィリーズレビューを制するなど、先週までに7勝を上げ、その他にも、ショウナンラプンタが天皇賞・春で3着、宝塚記念で4着に好走したことなどから、獲得賞金が「3億4458万円」と、昨年の同時期(7月7日【日】まで)の「1億9794万円」を大きく上回っておりますので、現在のオーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えている筈です。
また、国本オーナーは、自身の名義と、「有限会社湘南」の名義で「競走馬セール」に参加する機会が非常に多く、昨年は、
■7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」
4頭を6億0280万円で落札
■7月22日(火)~24日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を9680万円で落札
■8月19日(月)~24日(土)の「HBAサマーセール」
1頭を1210万円で落札
■10月22日(火)の「ノーザンファームミックスセール」
1頭を1億1000万円で落札
と、8頭の落札に総額8億2160万円を投じておりました(落札価格は全て税込表記)。
当然、国本オーナーは、今年の「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「潤沢な落札資金を確保しておきたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金が4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)の七夕賞にショウナンマグマ、1着賞金が2300万円(同1840万円)の安達太良Sにショウナンハクラクなど、3頭を特別レースに登録しておりますので、国本オーナーは、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出している筈です。